金融庁は、2009年7月に個人情報の漏洩が判明したアリコジャパンに対し、行政処分を行った。
処分の対象となったのは、2009年7月にクレジットカードの番号や有効期限といった個人情報 約3万2000件の漏洩が発生した事件。
保険業法と個人情報保護法に基づき、同庁が報告を求めた結果、委託先におけるIDやパスワードのずさんな管理が判明したとともに、アリコジャパン自体においても委託先に対する確認や検証を実施していない上、事故の原因について対策も実施していなかったなど、さまざまな対応の不備が明らかになった。
そこで、保険業法における業務改善命令と、個人情報保護法に基づく勧告を行い、個人データの安全管理のための実効性のある措置を確保し、個人データの取扱いの委託を受けた者に対する必要かつ適切な監督を行うことを求め、3月24日までに書面による報告などを求めている。
金融庁:アリコジャパンに対する行政処分について(PDF) http://www.fsa.go.jp/news/21/hoken/20100224-1/01.pdf
アリコジャパン http://www.alico.co.jp/ |