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最新のSoberワームが膨大な数のウイルス感染メールを生み出す。
 

コンピュータウイルスにはさまざまな形がありますが、「ワーム」もその一つとしていわれる場合もあります。しかし、普通のウイルスが他のプログラムに寄生して活動するのに比べ、「ワーム」は単独で活動して自己増殖を繰り返しながら破壊活動を行なうプログラムのことです。

先週末に初めて確認された最新のSoberワームもその一つで、これが企業のメールゲートウェイに問題を引き起こすかもしれないと、セキュリティ企業各社が述べているということです。

このSoberの亜種は、大量のトラフィック(ネットワーク上を伝達されるデータのこと)を生み出すことができます。つまりそのことが一種の攻撃であり、メールゲートウェイがそれらの大量のウイルスの処理をしなくてはならなくなくなるため、すべての処理能力が低下し、普通の電子メールの処理が止まってしまうというものです。

このワームをセキュリティ企業各社はその深刻度を「中レベル」ととらえるところが多いようだが、今後の展開によっては、さらにその深刻度は増すかもしれません。